空燃える

空の隙間から、まるで燃え立つ炎のような鮮やかな色が広がっていました。その瞬間を逃すまいと、慌ててカメラを取り出し、構図を決める間もなくシャッターを切りました。

炎のように見える色合いは刻々と変化し、わずか数分の間に表情を変えていきます。最初は濃い赤と橙が空を覆い、次第に紫や群青へと沈んでいくその移ろいは、肉眼で見てもカメラを通しても圧倒されるものでした。撮影した一枚には、その短い時間だけ現れた強烈な光と影のバランスが焼き付けられています。

ほんの数分間だけ現れる光景だからこそ、偶然の出会いが生み出す一瞬を残せたことに大きな価値を感じました。

明日へと続く光の道

このブログの投稿もいつの間にか1000回を超えました。
2012年3月から13年目です。
これからもぼちぼち投稿していきますのでよろしくお願いします。

写真は夕暮れの雲間から差し込む沈みゆく太陽の光。
太陽が低いのでその光条は地面に届くことなくまっすぐ空に伸びています。